2017年04月18日

【〈連合の在日米軍シンポ〉上/戦略なき米国に従う愚/日本政府への批判相次ぐ  戦争させない議論を 連合が4月6日に都内で開いた在日米軍の整理・縮小を求めるシンポジウム 連合通信 】




◆170418・〈連合の在日米軍シンポ〉上/戦略なき米国に従う愚/日本政府への批判相次ぐ

 米国のトランプ政権が世界各地で軍事的緊張を高めている。連合が4月6日に都内で開いた在日米軍の整理・縮小を求めるシンポジウムでは、米政権にどう向き合うかが問われた。識者からは戦略のない米国に付き従う日本政府の矛盾を指摘する声が相次いだ。

●戦争させない議論を

 3月の施政方針演説で、「最大級の国防費増」を求めたトランプ大統領。基調講演した柳澤協二元内閣官房副長官補は「米国さえ強ければ逆らうやつはいないという発想。国力、軍事力に限りがある下で、何ができるか知恵を働かせるのが戦略であって、『自分だけ強ければいい』というのは戦略ではない。戦略のない米国に寄り添っていこうとする日本の戦略に矛盾を感じる」と語った。
 大陸間弾道ミサイルや、核開発を進める北朝鮮に対し、トランプ米政権が関与を強めていることについて、「現体制をつぶせば2千万人もの難民が生じる。当然報復のミサイルも飛んでくる。そんなことは韓国も中国も望んでいない」「他国が様子見をするのは当然で、米国にくっついていっているのは日本だけだ」と異常さを指摘した。
 日本政府は、米軍の核抑止力によって、相手国の軍事行動を断念させるという方針。柳沢氏は「抑止力とは相手のある話。こちらが強ければ相手が撃ってこないというのは軍事マニアの議論だ。相手が撃ってこようと思わせないようにするのが政治の議論でなければならない」と日本政府に苦言を呈した。

●周辺国は壊滅的被害

 ミサイル・核兵器開発を進める北朝鮮を念頭に、自民党は3月末、他国の軍事基地に対する攻撃の検討を提言した。戦後の国是である「専守防衛」を覆す議論が行われている。
 防衛・安全保障に詳しい半田滋・東京新聞論説兼編集委員は、関連施設が中朝国境に近く、中国を巻き込む戦争になる恐れが強いことや、発射基地の特定が難しく、破壊しそびれたミサイルが日本に飛来する危険があること、日本の沿岸部には54基もの原子力発電所があること――を指摘し、日本が甚大な被害を受けると警告した。
 その上で、「米国本土は被害を受けないが、日本と韓国は壊滅的な被害を受ける。(北朝鮮との対話を行わなかったオバマ前大統領の)『戦略的忍耐』ではなく、北朝鮮と話し合って平和協定を結び、攻撃しない保障を与えることが問題解決のためには必要だ」との考えを示した。

〈写真〉米国の戦争に日本が巻き込まれるかどうかは「宿命ではなく選択の問題」と、元防衛官僚の柳澤協二氏は語った(4月6日、都内で)

「連合通信・隔日版」

posted by さとやん at 13:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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