2017年05月10日

喜べない史上最高の内定率/全教の高校生就職調査  有期雇用、派遣など不安定雇用の内定者は全体の2%。定時・通信制では9・9%、障害児学校高等部では39・3%にも。連合通信





◆170511・喜べない史上最高の内定率/全教の高校生就職調査

 全教が今年3月に行った高校生の就職内定実態調査で、卒業時の就職内定率が1994年に調査開始して以来過去最高の97・4%を記録した。人手不足による労働需給のひっ迫を背景にしたものだ。一方で、不安定雇用の増加、求人募集や選考時のトラブルなど問題も多い。
《不安定雇用求人》
 有期雇用、派遣など不安定雇用の内定者は全体の2%。定時・通信制では9・9%、障害児学校高等部では39・3%にも。現場からは「契約社員や派遣会社での正社員求人など実質非正規不安定雇用が増えている」との報告もある。
《就職ルール違反》
 16道府県で202件報告されている。性的な質問、親の職業や家族に関する質問、「2次試験で一発芸を求められた」というものまであった。求人募集トラブルも。「『転勤なし』の求人が実際は『転勤あり』に変更され面接を辞退」「応募後に深夜1時からの勤務を打診された」「就職前の研修が賃金なしだった」というものもあった。
《選考期間の長期化》
 数次の面接など、選考期間が長期化する傾向も指摘する。通常は9月中旬に試験を行い1週間後に結果を通知する。国の指針を踏まえた、高校生の就職先確保のためのルールだが、「高校生求人に新規参入する企業が増えており、そうした企業で守られないケースが見受けられる」という。全教は労働行政による指導の強化を求めている。
《離職者の追跡調査》
 卒業生の離職状況も追跡。「1年以内の離職が多数ある。職場で新人を育てる環境があるのか」と苦言を呈す。求人票と実際の処遇との違い、人間関係に悩んでの離職が目立つことや、不払い残業、パワハラなどの相談も母校の教師に寄せられている。

「連合通信・隔日版」
posted by さとやん at 21:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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